坂本龍馬が寺田屋事件で使用したとされる米国スミス・アンド・ウエッソン社製のS&WⅡ型・アーミー6連発の回転式拳銃と同型の拳銃が県内で見つかり、佐川町立青山文庫で一般公開に向けて準備していることが公表された
拳銃は2008年9月に県内の民家で発見され、所有者不明のまま高知地検で保管されていた、通常は廃棄処分などになるが、高知地検が青山文庫の松岡司名誉館長(66)に相談したところ「古い銃刀類は貴重な史料として残すべき」ということで。法務省の許可を受け、異例の移管が決まったようだ
この拳銃は南北戦争を頃から製造した軍用の回転式拳銃で32口径、6連発、27・8センチ。一部銀メッキ加工、全体に唐草模様が施されており、銃身上部に社名が入り、県の管理番号「明治22年 八五七四 高知県」が記載されている。同型の拳銃は、1861年~74年に約7万7000丁製造されたが、製造番号「55280」から後期のものとみられるそうだ。
龍馬の遺品として、同社製の別型の拳銃が伝わっているほか、1865年11月、高杉晋作より上海みやげとして護身用にもらったものと同型が高いという事だ
公開は11月20~29日の午前9時~午後5時。
館長は、「同型の拳銃を間近で見られるのは全国でもおそらくここだけ。ぜひ多くの人に町を訪れてほしい」としている。
佐川町立青山文庫 – http://www.town.sakawa.kochi.jp/bunka_kanko/seizanbunko.html
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