幕末に外国と日本の懸け橋となって活躍したジョン万次郎らに、NY日本商工会議所が「日米特別功労賞」を贈った。
表彰を受けたのは、ジョン万次郎から5代目にあたる中浜京さんと、ジョン万次郎を助けた捕鯨船の船長の子孫であるホイットフィールド家。中浜家とホイットフィールド家は168年を経た今も交流があることから両家の子孫を招待して「日米特別功労賞」が授与された。
歴史上の人物が表彰されたのは初で創立25周年の記念として企画された。
ジョン万次郎は14歳の時、出漁中に漂流し、アメリカの捕鯨船に救助され、やがて船長にその才能を認められ、船長の故郷マサチューセッツ州フェアヘブンで英語、数学、測量、航海術、造船技術などを学び、やがて日本に帰国。外国で学んだ貴重な知識や技術、体験は幕末から明治にかけての日本の夜明けに。日米の友好をはじめとする国際交流の礎に多大の影響を与えた人物です。